『こしのひかり』をつくってくれたのは、小じんまりとしたたたずまいの「美川酒造場」。福井の清流・足羽川の河畔で代々の蔵元によって受け継がれ120有余年を経た、歴史ある古酒蔵です。米の洗いや麹造りはもちろん発酵管理から搾りに至るまで、すべての工程を蔵元自らが杜氏となり今も手作業で行っています。
今では珍しい酒道具、たとえば、「和釜」。近代的な蒸気釜のかわりに、美川酒造場では今も「和釜」に湯を沸かし、こしきと呼ばれる巨大なせいろを使って酒米を蒸し上げます。「和釜」で蒸した米は、カマドで炊いたご飯のように、米本来の美味しさがひきだされます。
また、「木槽搾り(きぶねしぼり)」も今ではなかなか見なくなった光景。美川酒造場では、もう何十年も現役の桜の木の木槽ですべてのお酒を搾っています。木の搾り機でお酒をゆっくりじっくりしぼりこむと雑味の少ない繊細なお酒の味が出てきます。もうえもんでは美川酒造さんに無理を承知でお願いをし、普通はあまり出すことはない「無ろ過」のお酒を販売させていただくこととなりました。「和釜」で蒸し、「木槽」で搾った日本酒の搾りたてそのままの味をお届けいたします。「通」の方へ、ぜひおすすめしたい逸品です。

